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とりあえず出発する

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ご無沙汰してました!


旅から帰ってくるなり、
おりっつあんた、どうしているんだい?




と心配してくださったそこのあなた、
どうもありがとうございます。


帰国するや否や、
時差ボケも吹っ飛ばし、
2019年のカレンダー作りに熱中しておりました。

(浜屋やハウステンボス写真展で
会った方々に結構言われ、
その声に背中を押されたのです)
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怠惰さにおいては
誰にも負けない自信があるワタクシ。


旅で生まれたエネルギーの流れを
最大限に生かすべく、
帰るなり着手。

いったんゆっくり腰をおろしては
いかんという内なる声にしたがって。

年齢を重ねるということは、
自分ってもんの取り扱いが
徐々にうまくなっていく
ってことでもありますね。


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それにしても、
1年というもの。
なんで12ヶ月しかないのでしょうか。


たくさんの候補写真から
表紙を含めて13枚しか
選べないというもどかしさ。
(今回のブログにはありません)

友人たちにも相談すると、
みんな真剣に選んでくれるのですが、
選ぶ写真はみんな違うわけです。


おおお、みんな「好き」が違うんだね!

というあたりまえのことを実感。


正解というものがない自由さ。
それこそがアートの醍醐味なんだよなあ。

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候補写真を並べながら、
へええ、おもしろいなと思いました。


旅に出る前には
地名さえ知らなかった
町や村で撮っている不思議さ。


今回のクロアチアの旅は
突然決まったので、
ヒロキとの最初の5日の動きだけ決めて出発。


飛行機も片道切符だけとって、
「とりあえず飛べ!」
という感じで。


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で、おもったことは、

とりあえず飛んでみる。
とりあえず歩き出す。
とりあえず動き出す。

ってだいじだなあと。

あえていろいろ調べないで、
裸ん坊のハートで飛び込むと、

出発地点では見えてなかった景色や考えが
途中あらわれて
次に進む場所を導いてくれるんだ。

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今回、イストラ半島に行ったらいいじゃないの〜?
と旅の途中で直感がささやいた。

アドリア海の向こうはイタリアというこのエリア。
とにかくアクセスが不便なんですよ。
(私が行きたいところは
公共交通機関がない場合が多い)


はて、どうするか?

「きっと行ったら何かあるはず!」

という声と

「とは言っても、
バスもタクシーもない
そんな不便なところ行くのって大変じゃないの?」

というふたつの声がきこえるわけですよ。


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ひとり旅は相談相手は自分しかいないので、
自分会議が始まります。


で、逡巡したあげく、
最終的には直感くんにおまかせするわけで、

面倒だけど、
まっ、ここはとにかく行ってみよう!


で行ってみると、
やっぱり大変さはあるものの、

そこでしか会えない人や動物がいて、
そこでしか撮れない瞬間があって、

行ってよかった〜!
となる。


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本能を研ぎ澄ませ、
直感を磨くには、
ひとり旅ほどいいものはない。


世界を信じるというか、
自分を信じる格好の練習です。


それも失敗したほうが経験値が高くなるという
すばらしいオマケがついてきます。



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不便なところに行っておもったことは、

あああ、
不便さを実感するって悪くないなあ!

新鮮!

ってことでした。


一杯の水が飲める。
タダでトイレにいける。
バスに乗って移動できる。
湯船にゆったりつかれる。


あったりまえだとおもってた
ひとつひとつ素直に喜べる。


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閾値を下げると幸福度は
ぐ〜〜〜んと上がりますね!


帰ってきて東京の地下鉄で聞いた
二分遅れを謝るアナウンスに
「この国おかしいんじゃないの〜〜?』
と叫びたくなったオリツであります。


カレンダー、楽しみに待っててくださいね!!

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by 55ritsuko | 2018-09-14 16:03 | Comments(0)

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


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