ゆるゆるのススメ

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「仕事やめたんです」







個展で会ったひと、再会したひとの中で、
最近、ターニングポイントを迎えている人が結構いる。

7年前の自分を思い出す。
退職願を出し、カナダに残り、ビザを待つあの日々。
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何をしていたかというと、ほとんど寝てた。
1日15時間くらいかる〜く寝てたりしたんじゃないかな。
とにかく、眠くってしょうがないのだ。
ちゅうんたろうと同居しだした頃なのだが、
猫ちゃんもビックリな睡眠時間だったろう。
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ブログ書くくらいで、ざっくり2年間寝てばかり。
仕事もせず(できず)、寝てばかりいてはもちろん貯金も減るばかり。
家に遊びに来た友達が持ってきてくれたビールやワインの空瓶を集めては、
リカーショップに持って行き、2ドルコインをもらってニンマリと喜んだりしてたな。
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あるとき、酒屋を出て、ホームレスの女性から
「コーヒー代をくれ」とお金を求められたことがあった。
ちょうだいと手を差し出す彼女に向かって、
「あなた、英語喋れるでしょ。ビザなしでもカナダで暮らせるでしょ。
あたしなんてさ、言葉の壁はあるし、ビザも来ないし、働けないから、
あげるお金なんてないんだよお〜。ホームタウンはどこ?」
「カルガリー」
「そこに誰かいるの?」
「お母さんが住んでる」
「じゃあ、お金ためてそこに帰んなさい。これあげるから約束だよ」
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なんて貴重な2ドルコインを渡したこともあったな。
ひとのよさそうな、気の弱そうな同世代の彼女。
いまごろまだバンクーバーにいるのかな。
なつかしきあのぷーな日々。
ずっと公務員でいたら知らなかったであろうコインの1枚の重み。
働けることがあたりまえじゃないことを知ったビザ1枚の重み。
どんなに不毛のような非生産的に見える日々の中でも、
ふりかえれば、なにかしら、得るものがあったりする。
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今、ターニングポイントを迎えているみなさん、
思い切り、エネルギーをスパークさせて生きたいのなら、
とことん寝て、からだとこころをゆるめることをオススメしたい。
脱力するだけしたら、いいエネルギーがいつの間にやら入ってくる。
あとは勝手にエネルギーがどんどん回り出す。

日本人はえてして、まじめなので、
ゆるめる=だらける=だめ人間的な解釈に陥りがちなので、
これがなかなかできないような気がする。
さあ、おりっつあんといっしょにレッツゆるゆるライフ!
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去年の夏、作品づくりに旅したフィンランドでも
一日葉っぱのこすれる音を聞いて過ごしたこともあった。
カメラもパソコンもさわらず、
ひがな一日をぼーっと風で葉がそよぐ音だけを聞いたりしてた。
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作品づくりも大事だけど、まずはリラックス、心の浄化だと。
小さな湖のような池でボートを漕いだり、
コテージの前のソファでゆた〜と本読んだり、
池の前で腕を広げてユーミン熱唱し、感動して泣いたり(あは、おめでたい)。
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そんな私を上手に放っておいてくれたマリカ。
フィンランドの人は心地いい距離感を持ってつきあってくれるひとがホント多かった。
最初はシャイで、でも仲良くなったら本音で話すし、押し付けることもしない。
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こどもたちが寝静まったあと、
ふたりでサウナに入り、ビール片手に人生語り合った。
お互いが育った家庭、今こころが向かっていることなど、毎日遅くまでいろんなことを話した。
5日いっしょにいただけなのに、別れるときに泣けてしょうがなかった。
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日本に帰ったらメールが来てた。
「リツコを送って車に乗った途端、涙が止まらなかった。
リツコの前では泣けず。ああ、こんなところがフィンランド人なんだよね」と。
作品として残せるものができるのは、そんな心やさしき人々のおかげなんである。

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おっとっと〜、話が長くなってしまった。
波佐見が終わって、今日、大川の蔵開きもあって、
What a Wonderful World、次なる舞台は、5月のハウステンボスです!
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バラスペシャルウィークにおけるコラボ企画。
パレスハウステンボスは入館料¥500ですが、
フリーゾーンなので、パスポートなしでもOKです。
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5/11(土)〜 26(日) 9am-9pm 休館日なし
今回もまた告知が遅くてホントすみません!

オリツはWSのある日の午後にはおります。
それ以外の在廊日はまた後日。

波佐見の個展に2回も3回も足を運んでくださった方々。
波佐見には都合があわずに行けなかったという方々。
みなさんに喜んでいただけるような写真展にすべく、
またいろんな人々の力を借りながら、がんばっていきます。
かなりひろーい空間なので、前回、お見せできなかった作品ももっとみていただこうと思います。
つぶやきエッセイもいろいろ書きます。

ローズガーデンでフォトワークショップはコチラから。
お申し込みはお早めに。
5/12と18はすでに満席となりました。
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さあ、みなさん、5月のハウステンボスへ。
100万本のバラたちといっしょに、オリツ、宮殿で待ってるわよ〜!
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by 55ritsuko | 2013-04-27 19:15

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


by 55ritsuko
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