ビバ、Nagasaki!

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長崎での活動の幕開けはおくんちと決めていた。





6つの踊り町のひとつ、東浜町にフォーカスして朝から撮ることに。

「くんちはさ、諏訪神社での本番もよかけど、
初日の明け方、町の人から見守られながら出ていくときが感動的かとさね。
そいで3日間終わって町に帰ってきて、
船ば下ろした最後瞬間の顔がまたなんとも言えんとさ」

おくんち前日、中学時代の友達のみかよちゃん夫婦が経営する美容院A'SHU.Fで
だんなさんの藤井さんが髪を切ってくれながら言った。
「今年は東浜町が熱かごたっよ」と。
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朝5時半の東浜町には、すでにしゃぎりの音が鳴り響き、
山高帽に紋付き羽織袴の町の重鎮たちの姿が。
おお、こんな時間からくんちは始まるのかー。

何が何やらとキョロキョロ挙動不審の私に、
「あれが傘鉾、町のシンボルみたいなものですね。150kg近くあっとですよ。
あの方が高橋呉服店のだんなさん」と
親切にいろいろと紹介してくれる人がいて助かった。
聞けば、諸熊先生という町のお医者さんだった。
そんな先生と久留米からわざわざ駆けつけたというお姉さんに見送られ、
みんなと歩いて諏訪神社へ。
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着くなり聞こえてきた、「もってこーい!もってこい!」のかけ声。
おお、すでにオーディエンスも熱い、熱い。
かけ声を聞きつつ、母サダコが作った玄米おにぎりをばばばっと頬張る。

出番間近の凜とした表情。
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さあ、始まった。
びっしりと人で埋まった長坂。
その前で指揮をとる長采のたたずまい。
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根曳衆の顔も神々しい
これぞ男の色気。
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なんてうっとりしているヒマもなく、
最高の見せ場となる豪快な曳き回しが始まった。
すんごい勢いでこっちに向かってくる。
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なんという気迫!
男気とはこのことよ。
さっきまでとは別人の顔だ。
私なんかの想像に及ばないほどの過酷な練習があってのこの舞台。
この場にカメラとともにいられることの幸せ。
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この国に生まれてよかった。
長崎バンザーイ!と心で叫びつつ、涙目でシャッターを切る。
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1634年から始まったこの祭りの歴史の重み。
もしもカナダでくんちをしようとしたら、
練習2日目にカナディアンの男たちは何人残っているのかな!?
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若い国ならではの自由さと
長い伝統を持つ国の重み、深み。
それぞれに良さがあるよね。

長崎での活動に勢いをつけてくれた東浜のみなさん、
ほかの踊り町のみなさんにこころから感謝だ。
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初日の大舞台を終えての安堵の笑顔がいい。
息つく間もなく、演技をしては次の舞台へと移動していく3日間。
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さあ、3日目の感動の最終場面はどうだったかというと
教え子一心と浜町へ出かけたら、動けないほどの人出。
人がひくのを待つ間、一心とともに幼なじみゆかりの誕生会に顔を出し、
盛り上がって、フィナーレのシーンを撮り逃す!

と嗚呼、なんともおりつらしい最後なのであった。
来年こそは必ず!

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さて、縁あっていきなり、『東浜町くんち写真展』をすることに。
まさか、個展の前にもうひとつ写真展をすることになろうとは。
ちゅんたとの昼寝の時間もしばらくおあずけにしてふたつの準備だ。
どんどこどん!

●東浜町くんち写真展●
11月1日~30日 大丸前の梅月堂2F
長崎のみなさん、浜町に寄られた際はぜひ。
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by 55ritsuko | 2010-10-25 00:29

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


by 55ritsuko
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