bitter & sweet

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いやいや、またもやご無沙汰しておりましたー!
「続く・・・」ともったいぶって終わった前回から、はや2か月。



「その後どうなってるのだ~?」と心配してくだすった方々、申し訳ない。
きづけば、季節はすっかり夏から秋へと移り変わり、骨折かと危ぶまれたほど痛めた足もすっかり完治し、ソルトスプリングへも続きを語らないうちにまた訪れ(アキさん&ミキさん、お世話になりました!)、ウィスラーやビクトリアへ飛び回るなど、おりつはその後も無事に生息中です。
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いやー、ご無沙汰していたこの2か月、本当に濃かった。
時にめちゃ苦く、時にうんと甘く、まさにビター&スイートな日々でした。
語りたいことがもりもりありすぎてどうしたもんだか。
ソルトスプリングの写真とともに近況報告を。
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その後、季節柄もあり、写真の仕事が少しずつ増え、今はライター業とフォトグラファーとしての仕事の量が逆転している。
先週は、ウェディング撮影があった。

ビクトリアにある広大な果樹園の中にあるお城みたいなチャペルで挙式後、翌日バンクーバーでパーティーという場所を変えての2日がかりの大きな仕事だった。
天気が崩れる可能性があったので、2日前にビクトリア入りし、ステンドグラスや裏庭の花などの前撮りを済ませて、本番を無事終え、すぐに水上飛行機に飛び乗ってバンクーバーへ。
翌日のパーティにスライドショーで式の写真を見せたいというので、そのための編集作業が待っているのだ。
水上飛行機ではシートベルトをはめるやいなや、爆睡。
去年カメラのシャッターが突然降りなくなったのがトラウマになっていて、この式の前の1週間は熟睡できなかったから、ひさしぶりの安堵感から来る眠りだ。
途中何度もシートから落っこちそうになる。
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そして翌日、なんとか編集を終え、パーティー会場へ。
自分が撮った写真が、こんなたくさんの人々の前で、それも大きく映し出されるなんて、考えてみたら初めてのこと。
音楽とともに1枚1枚、映し出されるたびに、「うわー」とか「しーん」とか、1回1回、生でリアクションが返ってくるのだ。
こんなドキドキすることってある~!?
スライドショーを見ている人々の姿を眺めつつ、「5年前まで教師をしていた私が、なぜに今ここに~?」と一瞬不思議な気分に。

その後、新郎新婦の家族のテーブルで撮影しつつ、ご親族の人々と交流。
特に新郎は私と同じ長崎出身(それも長与!)ということもあって、お母さんが温かい言葉をかけてくださった。
「まったく違う人生をここで歩いているのね。あなたが今、バンクーバーでこんなにがんばっている。この姿を見たら、お母さんもきっと喜ぶでしょうね」
1か月以上電話していなかった母サダコを思い、くっと涙が。
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そして、上沼恵美子のようなパワフルな新婦の叔母さんが言った。
「きのう式の間、あなたをずっと見ていたら、一生懸命なんだけど、肩の力が抜けている。よけいなものがないスリムな生き方してる人だなって」

思わず鼻の奥がツンとなった。

おばさん、わたしゃ自慢じゃないけど、写真の知識も経験もほとんどないんで、それをカバーすべく野生のカンとパッションだけで撮っているんです。
さすがのお気楽人生の私でも、撮り直しがきかないウェディング撮影なんて、これまでの仕事で一番のプレッシャーでした。
緊張が伝染しないよう、「リラックス、リラックス」と新郎新婦にカメラを向けながら、実は自分自身に言ってたんですよ。

そう告白しそうになったら、「いやいや、決して体型がスリムってわけじゃなくて、生き方がね。体型じゃなくって」と2度も3度もわざわざリピートされ、泣かずにすんだ。笑

だけど、だれかひとりでも自分のことをこんなふうに見てくれるひとがいる。
それだけでこれからも私らしくやっていけそうな気がした。

そんなこんなの濃い日々。
さあ、明日もウェディング。
私が撮られる側になる日は果たしてくるのかな?
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by 55ritsuko | 2009-09-26 16:43

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


by 55ritsuko
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