めざせ、妖婦

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ガイドブックも一段落つき、一息ついて、また新たなことに向かう日々だ。
そんな中、オペラやクラッシックのコンサートに行ったり、映画館の大島渚特集で上映された『愛のコリーダ』を観たり、四大陸の真央ちゃんを見に行ったり、美味しい店を発掘しようとして空振りで終わったりと、結構ちょこまかと動いている。




コップから水があふれ出ているように、エネルギーが満ち満ちている今、年末の凹みまくっていた自分とはまったくの別人だ。
私の人生には安定とか中庸という言葉はないのだろうか。

さて、真央ちゃんやキムヨナ(豆粒大だったがオーラがぐいぐい伝わってきた)もすばらしかったが、『愛のコリーダ』について語ろう。

バンクーバーで、阿部定を描いた『愛のコリーダ』を観るなんておもしろいよねと、男友達と映画館へ。
おりつ人生後半のテーマは、愛と官能の日々なんである。
始まるや否や、目がスクリーンに釘付け。
なんてったって、こんな大画面で、モザイクがかかっていない結合状態(ぷっ)を見るなんて、人生お初。
映画館ではほとんど寝てしまう私も、瞬きを最小限にひかえ、目をぱっちり開けてお勉強させていただきました。
それにしてもこの映画、ほとんどやってるシーンばっかり。
そんなん時々出てくるからいいのであって、あまりに続くとさすがにスケベな私でも、「きみたち~、ほかにやることないの~?」なんて言いたくもなった。

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しかし、あそこまでひとりの男に惚れ込んで、何のてらいもなく、そのまま相手にぶつける定の姿は、正直うらやましい。
アクセル全開、ブレーキなし。
私は意外とブレーキをかけるもんな。(かけてるつもりか?)

男と離れたつかの間の時間、列車の中で彼の着物を羽織り、切なそうにそのにおいをかぐシーンがきゅんときた。
好きな人のにおいって、なんであんないいんだろうね。

そして、そして、あの有名な最後の痛いシーンでは、怖くて目をつぶっていたら、隣の男友達をはじめ、観客席から男たちの「うううっ」という悲鳴のような声があちこちからもれ聞こえてきたので、思わず笑った。
すごい実感を伴ったかのような声だった。

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映画のあと、家に帰ってちゅんに顔を埋めてにおいを思い切り吸い込むおりつなのであった。
私にとって目下のところ一番いいにおいは、これなんだもんな。
妖婦になる日はまだまだ遠い。
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by 55ritsuko | 2009-02-14 15:27

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


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