美しき拷問の日々

c0191972_159366.jpg


現在、日本のガイドブックの仕事をしている。
まずは、約30軒のレストラン紹介の原稿を仕上げるのが今月中。

依頼があったのは最近だったので、すんごいペースで取材をしている日々だ。
食いしん坊の私にとって、本来、最高の仕事なはずなのだが・・・。




c0191972_16142444.jpg

たとえば、この間の土曜日など、お洒落なエリア、イエールタウンで
c0191972_16144183.jpg

イタリアンレストランの取材→隠れ家的ナイトスポット取材→オイスターレストランで取材を兼ねランチ
c0191972_16145834.jpg

→別のイタリアンレストランで取材の流れから食事→撮影をいくつか→シーフードレストランで取材を兼ねディナー→撮影2つほど
c0191972_16151168.jpg

ざっとこんな流れであった。

この日に食べたすべてを写真に載せようかと思ったが、すごい枚数になるのでやめておいた。
どれもこれも美味しいはずなのだが、いかんせん、この量は、さすがの食いしん坊おりつもその許容範囲を超えていた。
「撮影だけで結構です」と言っても、「食べて」と笑顔すすめられたら、断ったら女がすたる。

ねっ、こんな笑顔で「どうぞ」と言われたら・・・
c0191972_16282954.jpg

それもバンクーバー随一の高級イタリアン、チョッピーノである。
オーナーシェフのピノ氏が手にしているのは一皿$30もするフレンチブラックトリュフが載ったすんごいやつなのだ。(最初の写真)
この機会を逃して、貧乏人おりつ、いつ食べられようか。

いや、訂正。
ライターが食べずして、リアルな記事が書けようか。

どのシェフも必ず「どうだった?」と聞き、「美味しい!」と答えると、すんごい素敵な笑顔を見せてくれるのだ。
そんなわけでどこでも出されたものはすべてたいらげた。


そして翌日・・・。
私の胃腸は、「もう勘弁して~」と朝から悲鳴を上げていた。
弱り切った彼らを休めるために、口にしたのは水とお茶のみ。
ここ10年ほど薬ちゅうもんは飲んだことのない私もさすがに整腸剤を服用した。
机に座るのもしんどく、たまった原稿を仕上げるため、ベッドでパソコンを開いたところ、あのひとがのっしのっしとやってきた。
そう、レイのあのお方である。

c0191972_16392286.jpg

それも胸からおなかにかけて乗って動かない。
密着して愛を確かめ合いたいというのはわかるのだが、やつは重たい。
かなり重たい。
想像していただきたい、この苦しい状況を。

しかし、取材で一緒にいられなかった分、私もじっと耐えた。
パソコンの前に居座られ、見えづらいスクリーンをちゅんが落ちない程度にからだをひねって横からののぞき見しつつ・・・。
耐えて耐えて耐え続け、疲れた胃腸を感じつつ、ほとんどこの姿勢で一日過ごしたのであった。
まさに美しき拷問の日々である。
[PR]
by 55ritsuko | 2009-01-21 16:50

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


by 55ritsuko
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31