地獄でニャー!

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白雲の池のカモッチに別れを告げ、地獄へ。

硫黄の匂いに包まれて遊歩道を歩くと、
幼稚園時代の自分がよみがえってきた。






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硫黄の匂いは苦手だったけど(今は好き)
温泉卵を食べるのが楽しみで、
湯けむりの中、地獄を歩いたものだ。

家族旅行で毎年、訪れていたのだが、
滋賀県に住む祖母(母の母)が加わった年があった。

旅館で就寝タイムになり、母が、
「リッコとナッコ(姉)は今夜は
おばあちゃんと一緒の部屋で寝てね」と言う。

「えっ、お母さんと一緒の部屋じゃないの?」と驚いて尋ねると、
「ふた部屋に分かれて寝ることになったから」とアッサリ。

その頃、いつも家族四人、ふとんを並べて寝ていたので、
「えっ、みんなで寝ようよ〜〜!」と懇願すると、

ベッドが二台ずつだから、みんなで一緒の部屋には泊まれないのよ」
と、なんとなく私から目線をそらせながら答える母に、

「なんかヘンだ!」とちょっと違和感をおぼえたのを
あたしはきのうのことのように覚えている。


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父の姿は見えず、もう部屋に入っているようだった。
「ちっ、なんだかつれないなあ」

いったん、部屋に入り、おばあちゃんと姉と
寝始めたものの、さびしくなり、
隣の部屋をしつこくノックしに行った。


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出てきた母に、「じゃあ、一緒にこっちで寝ようか」
と優しい言葉をかけてもらえると思いきや、

「今日はおばあちゃんと寝てね」とさらりとかわされ、
「なんだよ!なんだよ!今日はやけにつめたいな!」
と憤慨しつつ、部屋に戻った。

二部屋に分かれるってたって、
なんでこのチーム分けになるんだよ!
あたしがあっちでもいいじゃんか!
と、こどもごころに納得いかなかったのだ。


ふふふ、かわいかったな、5歳のあたし。
ほほえましく今なら思える、若かった父と母。

お見合いで結婚したふたりからは、日常では、
男と女的なものはまったく1ミリグラムも漂ってこなかったから、

硫黄の匂いとともに、この記憶を思い出すとき、
父もひとりの男性で、母もひとりの女性だったんだと、
ほわっとした気持ちになる。


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父は私が高二のときに50歳で亡くなり、
その後、母は長いシングルライフを過ごしているわけなのだが、
お父さん、お母さん、楽しいふたりだけの時間もあったんだよね。

と、父の年齢を超えた今の私は、心の中で語りかける。

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なんて、勝手な妄想かもしれないので、
貞奴に真相をきいてみようかな。
記憶に残っているだろうか。
82歳に赤面されたらウケるなあ。

白雲の池のカモッチよ。
さぞやいま寂しいいだろう。
貞奴も父をなくしたときはかなり憔悴したけれど、
今は元気にダンスも楽しみながら、
たくましく生きてるから、君もガンバレ!
来週また行くから、仲間をたくさん連れて。

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そんなわけで、3/21WSは、
白雲の池でカモッチを励ましつつの撮影タイム、
地獄に移動し、湯けむり浴びて、温泉卵食べつつ、猫撮影会。
福田屋さんに戻ってランチ&温泉
という感じで、てんこモリモリいきましょうか。


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温泉卵もらって、あったかい岩にねそべって、人とふれあって、
あたしも猫に生まれ変わるなら、雲仙猫ちゃんになりたいぞ。


 
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今年は書くことも楽しくやっていこうと思っています。
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by 55ritsuko | 2017-03-15 21:14

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


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