お池でギョギョギョ!

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今日も雲仙へ。
来週のフォトワークショップの下見に行ってきた。
IZUMIさんとATSUKOさんとともに。

まずは白雲の池へ。






「この池には、鴨のつがいが住んでいて、
2匹だけじゃ寂しいのか、半年前に行った時、
ずーっとあとをついてきたんです」とIZUMI さん。

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「池には、いま2匹しか鴨がいないので、
よっぽど寂しかったんでしょうね」

そんな話をゆた〜としてたところに、
「ぎょぎょぎょぎょ〜!」と
ものすごい雄叫びが響き渡った。

なんだ、なんだ!?と見れば、
鴨が一匹、湖面をすごいスピードで
こっちに向かって泳いでくるではないか。

「あの鴨です」
「ちょっと、待ってくれよ〜!!!
って明らかに私たちに向けて鳴きましたね」
三人で驚きながら爆笑!

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「それにしても、すごい声でしたね!」
「きょうは一匹しかいませんね」

などとカモについて語り合いつつ
、湖の周りをぐるっと歩きながらロケハン

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春の気配がそこかしこに。

いいね、今回は、自然の中でのびのびと自分を解放して、
ポートレイト撮影を楽しむ時間にしよう。

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緑の中で深呼吸。
春ってのは、転勤や受験や卒業なんかあったりで、
なんだか心が忙しいものだ。

せっかく雲仙の自然の懐にいるのだから、
ほっと一息つける時間になったらいいな。

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自然のエネルギーに触れながら。
ゆっくりと充電。


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そんなときには笑顔も自然だ。


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それにしてもあのカモッチはどうした?
あそこまで必死になって追いかけてきたのに静かだ。

と思っていると、池を一回りしたところにやつはいた。

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ひとりのおじさんとともに。
おじさんの手からパンをもらって食べている。
なあんだ、どーりで静かなはず。

おじさんによれば、
「もう1匹のオスは、今年1月に死んだんです。
様子見に、時々通ってパンをあげているんです」と。

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「お近くですか?」
「長崎市内からです。
小浜に定宿があって、時々ここに会いに来るんです。
私も去年、妻が亡くなってひとりになったもので、
この鴨の寂しさがわかるというか」


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「僕がくると、リラックスするのか、
池からあがってきて、隣で昼寝とかするんですよ。
パンは今日はクリームパンですが、
本当は食パンが好きみたいで」

すごい、カモッチの食の好みまで把握している。

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人のつらさや苦しさを分かち合うのに、
言葉は要らないときもある。
なくていいときもある。

おじさんといるときのカモッチは、
私たちを追いかけてきたときの
せっぱつまった感じはなく、
安心しているのが伝わってきた。

ふたりの間にある空気は陰でなく陽だった。
よかったね、カモッチ。
いいひとに出逢えて。

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おじさん、カモッチ、IZUMIさん、ATSUKOさん、私。
4人と1匹、それぞれに苦しみや喜びがあって、
今ここで池のほとりに一緒にいる不思議さ。

なんか映画一本見たような余韻とともに
池をあとにしたのであった。


「地獄でニャー!」に続く(明日)


3/21(火)のフォトワークショップに参加される方へ
ここ目を通しててくださいませ
めちゃ楽しいメンバーが集まってますので、お楽しみに!

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by 55ritsuko | 2017-03-14 22:20

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


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