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ほふく前進な日々

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フィンランドからマイックの家族がやってきた。

ヘルシンキ、東京を経て、はるばる長崎まで。




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マイックとは、『あかるいほうへ』と『What a Wonderful World!』の
2冊の写真集に登場してくれた女の子。

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写真集や写真展で
見かけたかもしれないこの子である。


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この頃は4歳。いま8歳。


ぬいぐるみ抱えてた弟のミクス。

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あどけない笑顔の彼も、
ちょっとシャイな6歳の少年に成長していた。


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去年、北欧を旅したときも、フィンランドの彼らの家に泊めてもらったのだが、
夜遅く1泊しただけだったので、こどもたちは寝ていて、
今回、4年ぶりの再会となった。

さて2月の長崎、どこを案内しよう?
和華蘭(わからん)の3つの文化や歴史が混在するこの街を
北欧のひとに案内するとしたらどこだ?

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よし、私の一番好きなエリア、
寺町、中通り、中島川界隈をぷらぷら散策することにしよう
なんてったって、着物だし!

今回、彼らはかがみやというゲストハウスに泊まり、
その姉妹店のキモノホッペンというレンタル着物を利用したのだ。
オーナーのゆかりさん、お世話になりました!

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晧台寺にはちょうど梅も咲いてて、春の気配。
桜もいいけど、梅のピンクもいい。
みんなの着物の色ともマッチしている。

マイックの家族と私を結びつけてくれたのはカオリさんだ。

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フィンランドの大学を卒業後、
東京で、北欧の雑貨やデザイン関係の仕事をしている。

4年前、はじめて北欧を旅するときに、
友人の早苗さんが紹介してくれたのが縁だ。
(早苗さんの弟とカナダで出逢ったのがそもそもの縁)

当時一度も会ったこともない私に、
自分の友人の数家族を紹介してくれたカオリさん。


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紹介してくれたフィンランドの家庭に
あっちこっち泊めてもらいながら、
作品づくりをすることができた。

『What a Wonderful World!』が出版され、
写真展を波佐見で開催したときも、
わざわざ東京から駆けつけてくれた。

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こどもたちの父ユハとカオリさんは
フィンランドの大学のクラスメートという間柄。
人生とは、人と人との出逢いの連鎖のドミノ倒しのようだ。
運気が高まっているときにそれは起こりやすくなる。

そんな着物の一群とともに
中通り商店街を歩いていると、
あっちこっちから次々に声がかかる。

「わ〜、きれかねえ」
「かわいかよ〜」
「よう似合おうとらす」

商店街の方々も道を歩く人々もみな満面の笑顔。
着物の力と長崎人の人なつっこさに、
案内しながら私も心が躍る。

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老舗『ビアンカ』で”ももこ”なる桃のお菓子を
こどもだちが買ったら、奥のテーブルで食べさせてくださる。

現在、喫茶コーナーはcloseしているということだったが、
私たちにお茶まで出してくださった。
日本が誇るホスピタリティーに触れてもらえる
いい時間だった。


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茶碗蒸しの吉宗の前でもパシャリ。

せっかく浜町まで来たので、ここも寄っておくとしよう。

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そう、フィンランドだから


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マリメッコ!笑 

カオリさんの帯もたまたまマリメッコ。
マリメッコとは「ちいさなマリーのためのドレス」って意味なんだって。


さあ、お腹も空いた。
中華街へ繰り出すとしよう。

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中華街×着物でカラフル度も最高潮。

こどもらもおとなも興味の矛先がそれぞれおもしろい。

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弟ミクスは刀のオモチャを手に
表情キラリン。

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このあともずっと腰にぶらさげて歩き、
「リトルサムライっ!」
とあちこちで声をかけてもらう。

さあ、江山楼へ。

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はじめて食べるちゃんぽん、皿うどんは
どんな味わいだったのだろう。

ミクスくん、春巻きの皮は
剥がなくてもダイジョーブなのだよ。
むしろ剥がないで食べていただきたかったのだよ。笑

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何もかも初めて尽くしの彼らの
ビミューな反応を観察するのも楽しい。


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ラウラ、着物を褒めてもらってうれしそう。

お腹もいっぱいなったので、 さあまた歩くとしよう。

背の高い着物軍団と歩いていると
知り合いにもいろいろ遭遇する。


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高校の同級生の富崎くん親子にもバッタリ。

(ちなみに、富崎カイロも、教え子ミドマルのソウルソウも、
キモノホッペンも全部、鍛冶屋町の同じビルにあるという
私にとってここはめぞん一刻ワールド

レトロなカフェの前での女性陣。
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アンティークにビビッドな色がいい差し色になってるね。

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いざ、眼鏡橋へ。


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石畳と着物の組み合わせは自然と絵になるね。



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それにしても、キモノホッペンの着物はホント素敵。
着て楽し、撮って楽しだ。


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彼らにとって初めての長崎。初めての着物。
きっといい思い出になったんじゃないかなあ。

このあと、焼き鳥を食べ、稲佐山アマンディで岩盤浴で温まり、
露天風呂で夜景を満喫し解散。
私自身も楽しんだ長崎散歩。

やっぱり長崎っていい。
そして商店街っていい。
今日のようなあたたかいやりとりが楽しめたのも商店街ならではだ。

いま、日本のあっちこっちで、
商店街が消えていっているけど、
みんな今こそレッツゴーショッピング@商店街だ〜〜〜!


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さて、わたくしオリツ、現在、
ウェブサイトのリニューアル中だ。

アドレスをそのまま存続しながら、
ホームページ制作サービスを引っ越すことに、
思いの外、時間がかかっている。
なんてったって基礎知識もない中の作業。

毎朝、「今日こそ!」と張り切るものの、
前のウェブを作ってくれた、カナダに住むデザイナーさんとの時差の中でのやりとり、
あっちこっちのカスターサービスとのやりとりで、亀のようなスピードだ。

まさに、ほふく前進の日々。
「ああ、今日も 5ミリくらいは進んだか!?」
とトホホな気分で床につくことも多い。

それでも、
ウェブ関係は、これから全部自分でやるのだ!
と決めたので、なんとかやりきるのだ。


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ぐーたらオリツが珍しく本気になってかかっているウェブリニューアル、
みなさん、待っててくださいね。

おっと、そんな中、雲仙写真展もいよいよあと10日だ。
(これについてくわしくは明日!)



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by 55ritsuko | 2017-02-23 15:35 | Comments(0)

RITSUKO NISHIZAWA  photographer。中学教師18年→カナダ生活6年→故郷長崎を拠点に世界を旅する。


by 55ritsuko